こんにちは。よしたくです!
仕事や案件を進めていく上でよく言葉に出る「PDCAサイクル」。
上司から「おまえはPDCAが回せてない!」「Cが出来てない!」など言われる機会もあるのではないでしょうか。
PDCAを正確に理解することで、仕事の進め方やポイントが明確になります。できるビジネスマンには必須のフレームワークです。
今回は「PDCAサイクル」について、わかりやすく紹介していきます。
PDCAサイクルとは?
PDCAサイクルとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」この4つを概念的にサークル状にしたものです。それぞれの頭文字がPDCAなので、PDCAサイクルと言われます。
図1:PDCAサイクルの構造
PDCAは「P→D→C→A」の順に実行していきます。また、最後のAにたどり着いたら次のPに進み、さらにPDCAを進めていきます。
これによって、サービスを提供する上での「問題点」を明確にし「改善する」プロセスを継続的に行うようになります。
特に最後の「Action(改善)」はビジネスをする上でとても大切な要素になります。
PDCAは改善を円滑に行えるようにしたプロセスでもありますので、言葉だけでなく、それぞれの内容と進め方をしっかり覚えましょう。
Plan:計画
1つの目標に対して、「どのように目標を達成することができるのか?」仮説を立て、計画することです。
目標の裁量は大きくても小さくても構いません。
ただし、目標を達成するために必ず訪れる「ポイント」は具体的に明確な状態にしておくことがベストです。
例えば、あるお菓子を100個売りたいという目標があるとします。
その場合、お菓子の計画から目標達成までのプロセスは、大きく分けると以下のポイントがあるでしょう。
1.売れるお菓子の企画(このお菓子は売れるだろうか?)
2.原材料の調達(この材料で味を担保できるだろうか?)
3.商品開発・製作(この配合で美味しくなるだろうか?)
4.パッケージ製作(この見た目でお客さんは惹きつけられるだろうか?)
5.小売店へ流通(この地域・お店で売れるだろうか?)
6.販売
この各ポイントに対して、「5W1H」や「SMARTの法則」などのフレームワークを使いながら、目標値を具体的に明確な状態にします。
すると、PDCAサイクルを回す上で、実際に「Do(実行)」したとき、どの項目で目標を満たしていないか「Check(評価)」するのがより明確になります。
Do:実行
「Plan(計画)」で立てた仮説を基に、実際に行動をしていきます。
実行する際にとても重要なのが、「データを保存すること」です。
ここでいうデータとは、「時間」「数」「担当」「感じたこと」など、この後「Check(評価)」していく上で参考になるものを指します。
ちなみに、実行した後に行う「Check(評価)」を実行後すぐに行うことで、ブレのないPDCAを回せるようになります。
実行はなるべく短い時間に区切って行いましょう。
Chenk:評価
「Plan(計画)」で明確にした仮説や目標と、「Do(実行)」したプロセスと結果をすり合わせ、その実行の良し悪しを判断します。
この際に「Do(実行)」で保存したデータを利用します。
ここで大切なのは、「目標を達成できなかった理由」だけでなく「うまくいった理由」も明確にすることです。
成功例を見つめることで、今後別の案件で同じような状況に陥ったとき、今回の経験を基にPとDを円滑に進めることができるようになります。
評価する際は「データを残す」「原因を考える」この2つのポイントは必ず抑えましょう。
Action:改善
評価した結果、目標を達成できなかった項目に対して、「どうやったら達成できるようになるか?」「他にどんなアイデアがあるか?」「そもそもこの計画を進めるか?やめるか?」を考えます。
ここでの判断や改善策は経験から導かれることが多々あります。ですので、1回やってすぐ別の方法へ移るのではなく、PDCAを回し、複数のデータから「Check(評価)」し、改善を進めていきましょう。
PDCAのコツは、「小さなPDCAを回してデータを集め、そのデータを基に大きなPDCAで大きなActionを起こす」ことです。
改善は急ぎすぎず、かつ次の「Plan(計画)」を意識しながら、コツコツと行っていきましょう。
まとめ
PDCAサイクルについては理解できましたでしょうか?
PDCAをコツコツと回し、継続的に改善ができるビジネスマンは、会社にとってもなくてはならない存在です。
そして、自分自身がとても充実した仕事の進め方や、ライフスタイルを送ることができるようになります。
小さな「計画→実行→評価→改善」を行い、より多くのデータと経験を手に入れ、大きな「計画→実行→評価→改善」でより良い結果を出していきましょう。