株式会社いないいないばぁ

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2019-05-20

ボードゲーム製作会社の選び方!初めて制作する人が見るべき5つのポイント


「ボードゲームを作りたいけど、製作会社がどこかわからない」
「そもそもボードゲームってどうやって製品になるのか」
「依頼する時の判断材料がなさすぎる」

と頭を抱える方は多いと思います。

実際のところ、私たちも数年前までは同じ状態でした。

・ボードゲームの制作を決めたはいいものの、どこにお願いすればいいのかわからない
・単価もわからず納期のイメージもつかない
・製作会社を選ぶ基準もわからない

など、わからないことばかりで、途方に暮れていた時期がありました。

ですが、片っ端からボードゲームの製作について調べあげ、聞き込みをし、
様々な失敗や成功の経験を通して、0から100まで理解しました。

その経験やたくさんの方のご支援のおかげもあり、
今ではボードゲーム製作会社として
様々な製作依頼をいただいております。

そこで、

今日はボードゲームの製作を考えている方に
判断基準のモノサシとなる5つのポイントをご紹介します。

ボードゲームは印刷会社で作られる

まず、ボードゲームがどうやって製品になるか。
このイメージがつかない方がほとんどです。

ボードゲームの材料は基本「紙」です。
トランプでもUNOでも人生ゲームでも思い返してみるとわかりますが、紙ですよね。

飲み物をこぼして、カードがふにゃふにゃになってしまった
という経験もあると思います。

ボードやカード、チップ、箱、ルールブックなど、ほとんどが紙を材料としています。

ボードゲームを製品化してくれるのは、
紙を専門に取り扱っている「印刷会社」です。

意外に思うかもしれませんが、
ポスターやチラシなどを印刷しているあの印刷会社が
ボードゲームを製造してくれます。

名刺やチラシなどの印刷物を受注しながらボードゲームを製造している印刷会社もあれば、
ボードゲームの製造だけを仕事にしている印刷会社もあります。

ただ、ボードゲーム特有のカードサイズの型が必要になるため、
どこの印刷会社でもできるわけではありません。

また、印刷会社によって製品の質に差がでます。
カード1つとっても仕上がりや耐久性、質の良さが変わるので
どの印刷会社で製品化するかは、とても重要です。

それでは、いよいよ製作会社を選ぶ5つのポイントのご紹介です。


ボードゲーム製作会社を選ぶポイント1:目的に合った製作会社を選ぶ

最近では、ボードゲームが様々な使い方がされています。

遊ぶ目的のゲームもあれば
社会的な問題をゲームにしたもの、
プロモーションの景品として活用するゲーム
企業研修用のボードゲーム
授業や教育に使うボードゲームなど、その用途は多いです。

製作会社にも得意不得意がありますので、
その製作会社がどのようなゲームを製作しているかを見るのがおすすめです。
製作したいボードゲームの目的に合わせて選びましょう。


ボードゲーム製作会社を選ぶポイント2:まるごと依頼できるのか、一部分しか依頼できないのか

製作会社のなかには、
「ゲームの設計だけやります」
「イラストやデザインだけやります」
という会社もあれば、
「設計からゲームの製造、納品までまるごと請け負います」
という会社もあります。

もしも初めてゲームを作るのであれば、
最初はまるごと請け負ってくれる会社に依頼するのがおすすめです。

また、イラストやデザインができるメンバーがいるなら、
ゲームの設計と製造だけ頼むという方法もあります。
(そのほうがコストが抑えられます)

WEBデザイナーであれば、ある程度のアドバイスがあればゲームのデザインはできますし、
イラストを描ける人がいるならゲームのイラストも問題ありません。

自社でできるメンバーがいるのであれば、
それ以外の部分(ゲームの設計やUI設計、製造など)
だけ請け負ってくれる会社に依頼するという方法もあります。


ボードゲーム製作会社を選ぶポイント3:イラストのテイストを見る

ここは意外と大きいです。

イラストによってゲームの印象は大きく変わります。
子どもっぽいのか、大人向けなのか、
リアルを追求するのか、平面的にするのか。

アンパンマンとワンピースのルフィは同じ主人公ですが、
キャラの印象は全く違います。

アンパンマンは2〜3等身ぐらいで平面的なのに対し、
ルフィは実際の人間のサイズに近く、リアルです。

世界観が大きく変わります。

イラストも含めて依頼する場合、
イメージに近いイラストを描ける会社なのかどうかは重要です。

イラストは描く人によってテイストが大きく変わります。
人物よりも物を描くのが得意な人もいれば、
人物のなかでも可愛らしいキャラのイラストが得意な人もいます。

ですので、その会社が過去に制作したボードゲームのイラストを1度見ておくのはおすすめです。


ボードゲーム製作会社を選ぶポイント4:テンプレートなのかオリジナルなのか

これは研修系のゲームに多いですが、
ゲームの雛形のようなものがあり、
それを要望に近いかたちに変更してゲーム制作するケースもあります。

ある程度かたちは決まっており、
その範囲の中で要望に近いゲームを設計していくイメージです。

型が決まっているので、
その分安く作ることができるというメリットがある一方で、
オリジナルのゲームを制作したい場合には不向きです。

建売住宅と注文住宅を比較したときに、
建売住宅は間取りも設備も決まっているため費用が安い代わりに、
自由度がなく変更もききにくいというデメリットもあります。

どちらも一長一短ですので、
ご要望に近いものを選択されるのが良いと思います。


ボードゲーム製作会社を選ぶポイント5:国内生産なのか海外生産なのか

ゲームを製造するのが印刷会社というお話は先ほどご紹介しましたが、
印刷会社が国内の場合もあれば、海外の場合もあります。

比較すると、国内のほうが納期が短く、質も高いです。
海外のほうが納期が長く質がやや劣る代わりにコストは抑えられます。

ですので、その制作会社が国内製造なのか海外製造なのか、または両方に対応しているのか。
対応力が広いほど選択の幅が広がりますので、確認されておくと良いかと思います。


それではおさらいです。

ボードゲーム製作会社を選ぶ5つのポイント

1:目的に合った製作会社を選ぶ
2:まるごと依頼できるのか、一部分しか依頼できないのか
3:イラストのテイストを見る
4:テンプレートなのかオリジナルなのか
5:国内生産なのか海外生産なのか

以上、5つのポイントをご紹介しました。

もちろんこれらは判断材料の1つに過ぎませんが、
どこを選んだらよいかの基準にはなり得ます。

ぜひ参考にされてみてください。


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