株式会社いないいないばぁ

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2017-02-25

売上追わずに年商18億円超え!お客様を喜ばせる3つのマーケティング術


年間来客数、約200万人
1店舗当たりの売上、3億円
全6店舗の合計年商、18億円
売上は業界平均の10倍

この驚異的な数字を叩き出しているのは、なんと、パン屋さん
船橋を中心に千葉県内に6店舗を展開する「石窯パン工房 ピーターパン」です。

週末になるとパンを買うお客さんで、長蛇の列は当たり前。
一体なぜピーターパンが、こんなにも売れているのか?

パンの味がおいしいから?
値段が安いから?

一番の客寄せポイントは、実は、
売上を追わずにお客様を徹底的に喜ばせるお客様第一のマーケティング術にありました。

ピーターパンの経営理念は

「お客さまを笑顔とおもてなしの心でお迎えし、
常に品質を向上させ,おいしい焼きたてのパンを提供します。
一人ひとりの可能性を尊重し、共に学び共に成長し、
お客さまと共に幸せになります。」

「感動のパン屋さん」とまで呼ばれる、お客様を喜ばせる3つの術を、早速見ていきましょう。

ギネス記録をもつパン屋のおもてなし

ピーターパンの一番の特徴は、焼き立てパンの提供。

・焼きたてのパン
・揚げたてのドーナツ
・作りたての調理パン

を指す「3立て」を大切にしています。

このお店の「3立て」は、30分。
30分が過ぎると、出来たてとは呼びません。
そしてパンは生きていて、作って2時間を寿命としているので、2時間以内のパンは店頭に並ばないんだとか。

例えば、コクうまカレーパン。
一度に12個しか上げられないフライヤーを使って揚げ、ピーク時には5分ごとに調理。

24個揚げられるフライヤーもあります。
しかし、それでは揚げたてを提供しきれないため、手間と時間がかかっても徹底的に出来たてにこだわっているんだそう。

あなたは、パン屋で他のパンを見ているうちに、トレイに乗せたパンの出来たてが出てきて少し損した気持ちになった経験、ありませんか?

そんな経験は、ピーターパンでは有り得ません。

パンが出来上がると、
「○○パンが出来上がりました、今手に取ったパンがあれば、お取替えします」
とスタッフが声をかけてくれるからです。

交換されたトレイに乗せていた出来たてじゃないパンは、試食用として提供されるので、無駄はゼロ。
これは消費者としては嬉しい限りですよね。

常に出来たてに近いパンが食べられるとあって、週末となれば、店舗の外には長蛇の列。
名物の「元気印のメロンパン」(税込140円)は、2015年11月15日にたった1日で9749個販売したというギネス記録まで持っているんです。

出来たてが一番美味しいのは、当たり前。

パンが最も美味しい状態をより多くのお客様に提供し、「3立て」への拘りがファンを呼び、リピーターを増やし、結果売上アップに繋がっていることは、理想のモデルだと言えるでしょう。

家族みんなで楽しめる仕組みづくり

沢山のお客様が楽しみに来店できるよう、まるでパンのテーマパークのような店舗もピーターパンの大きな魅力の一つです。

例えば。、
子供に楽しんでもらえるように、子供目線の低い陳列棚には動物キャラクター等のかわいらしいパンを並べたり、小窓を作り、石窯の中がのぞけるようになっています。

他にも、店先には子供が遊べるスペースがあり、ブランコや水車などを設置することで、子供が「ピーターパンに行こう!」と言ってくれる家族に愛される場を提供しているのです。

勿論大人にも楽しんでもらえるよう、陳列は平台を使いパンを見て楽しんでもらえるよう工夫したり、店舗にオープンテラスを設けて、コーヒーや麦茶は無料提供。

出来たてのパンを家族でその場でゆっくり楽しめるなんて、まさに理想的ですよね。

更に、店舗で年30回以上ものイベントを実施。
お客様や地域に住む住民の方々との交流も大切にしていて、「ピーターパンがあるから、引っ越したくない」というファンもいます。

パン屋がパンを提供するのは当たり前。
そこに子供が楽しめる要素を増やし、家族で過ごせる空間を作ることで、更なる付加価値を提供しています。

愛される店になるための、たった1つの理由

お客様だけではなく、働く社員一人一人も楽しんでほしい。
と、関わる全ての人の楽しみを追及するところにも、ピーターパンが人気の秘密が隠されています。

横山社長は心理学を学び、
「優しくて明るい人」
をコンセプトに人材採用をしています。

そんな理由からか、店舗のスタッフは皆明るく、どんなに忙しくても笑顔を絶やしません。
ニコニコと優しく、接客を楽しむ従業員の姿もお客様から愛される1つの理由です。

また、新商品の開発も、スタッフの仕事。
年間60種類もの新商品を生み出すのは、全スタッフ。
経験は問いません。

開発方法はとてもユニークで、商品の完成度を正確に把握するために、
なんと営業中の窯で焼きあげて仕事中に試作を作り、その場でこっそりと味見。

若手にもベテランにも同じチャンスを与えることで、社員のマインドやモチベーションアップ、そして成長にもつながっています。

元従業員が独立し、大人気店になっているのが千葉県北部の香取市・佐原にある「パン工房シュシュ」

出来たてのパン、子供が遊べるスペース、無料コーヒー等、ピーターパンのお客様喜ばせ術があちこちに見られます。

店主の青木さんはピーターパンで働いた経験から、「お客様の満足度や、どれ程お客様に喜ばれるか?」と考えるようになったんだそう。

横手社長は、社員一人一人の成長や楽しみを大切にし、「地域に愛される店」、という自身の理念が違う土地で花開くことを、今日もあたたかく見守っています。

まとめ

“お客様、そして社員までをも喜ばせ、楽しませる” を理念を掲げて、出来たてパンにこだわって、楽しみの場としてのパン屋を作り、急成長し続けるパン屋、「ピーターパン」。

横手社長は言います。

「売上を追うと、売上は逃げる。
社員やお客様が喜ぶようなことをする。大切にする。
それを、店のコンセプトにしたり、美味しさを定義するなどで、具体化させる。
その結果、売上が上がる。」

もし、
あなたが売上に悩んでいるのでしたら、まず、お客様を徹底的に喜ばせてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

そこに、売上アップに繋がる大切な「鍵」が隠されているかもしれません。

  

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